日高川の氾濫で大量の車が流出していることを受け、 御坊署は14日、 新たな行方不明者がいないか、 河川敷などに打ち上げられた車両の本格捜索を始めた。
水害から数日後、 美山地区の住民から 「3日深夜から4日未明にかけて、 川原河でテールランプのついた車が濁流にのまれるのを見た」 との情報が寄せられていることも受け、 水かさが減ってきたのに合わせ、 署員11人態勢で捜索。 あらかじめヘリコプターから集めていた情報をもとに河川敷に降りた。 美山地区には3台が水没しているのを発見したが、 いずれも13日中に、 ナンバーなどから所有者を割り出して無事を確認。 この日は10台以上が川に転落している中津地区を重点に調査した。 老星地区の河川敷では、 車の原形をとどめないほどつぶれた車が約200㍍の間に5台、 ジャリなどに埋まっているのを発見。 人がいないか調べながら、 車体ナンバーを控え、 所有者の割り出しをすすめていた。 汗だくになりながら車をチェックしていた署員は 「とにかく人がいなければいいのだが」 と緊張感を持って任務に当たっていた。
同署によると、 中津地区の別荘にいて行方不明になっている大阪堺市の男性(69)以外に、 日高川町で安否確認が取れない住民はいない。 他地域から来ていて濁流にのまれた可能性もあるが、 14日正午現在、 他府県などから行方不明の問い合わせもないという。 同署では 「流出した車の所有者をすべて調べ、 無事であるか確認する」 と話している。

