高速道路印南サービスエリア(SA)を運営する日高観光物産センター㈱は、平成23年度の上り・下り施設の売り上げをまとめた。3年連続右肩上がりだった上り線は前年度比1・5%減と初めて下回ったが、ほぼ横ばいで目標の1億5000万円は達成。昨年4月28日にオープンした下り施設も目標の8000万円を超える好調なスタートを切った。下り施設オープン当初期待されていた、白浜方面への「行き(下り)で特産品を見て、帰り(上り)に買う」という相乗効果は数字上現れなかったようだが、下りだけでも十分な売り上げを達成し、不景気の中でもSAの運営は順調なようだ。
また印南SAでは、現在印南町などが高速バス停の設置を進めている。みなべICから和歌山市、大阪、京都の3方向へノンストップで走っている高速バスの停留所で、順調にいけば11月にも乗降車できるようになる。主に印南町民の交通の利便性アップが目的だが、逆に考えれば大阪や京都からノンストップで印南にこれるようになり、観光客の誘致にも期待。今後、行政や各団体が協力して取り組んでいくことが必要だ。
高速道路のSAやPAといえば、昔はトイレと軽食くらいのイメージしかなかったが、いまではPRの場として各地域でフル活用している。印南SAも22年度はレジを通る人だけでも32万人。トイレや自販機だけ、家族連れなども数えると2倍以上の人が訪れているのだろう。ETC割引の動向が気になるが、上りの海南―有田間の2車線化で渋滞が緩和され観光客増加が見込まれる中、日高最大の情報発信の場として今後の活躍にも期待したい。 (城)

