例年より遅く、 ようやく桜の花がちらほら咲き始めた。 4月。 学校や職場で新しい生活が始まる。 多くの出会いがある季節だが、 今回の小欄、 別れの季節といわれる3月を振り返り、 記事にできなかった話を紹介したい。
 先日、 由良町の衣奈小学校を訪ね、 卒業式について取材した。 同校では男の子3人が卒業。 「強くたくましく歩みましょう」 「人との出会い・ふれあいを大切にしましょう」 というはなむけの言葉を含め、 藤原千恵校長の式辞の一部は既報の通りだが、 このほか、 たくさんの話を聞かせてもらった。 藤原先生によると、 いつも明るい笑顔でパソコンに堪能な小林薫君、 努力を惜しまず力いっぱい頑張る洲﨑大雅君、 物知りで静かな中に力を秘めている中谷祐貴君。 思えばワカメ干し体験をはじめ、 取材で顔を見たことがある3人だ。
  「いつも周りの人を楽しくさせてくれた薫君」 「礼儀正しく、 どんなことにも努力する大雅君」 「いろんなことをよく知っている祐貴君」。 在校生が卒業式の 「送る言葉」 で述べた。 卒業生3人に聞くと、 小学校の思い出は 「修学旅行」 と声をそろえ、 中学校で頑張りたいことは、 小林君が 「勉強と部活」、 洲﨑君が 「陸上」、 中谷君は 「勉強」。 藤原校長の式辞にあったように、 いままで培った強い絆を忘れず、 夢と希望に満ちた未来へ力強く羽ばたき、 一つ一つの輝く大きな花を咲かせてほしい。
 小学校の卒業生に限らず、 新生活へ向けては思い出とともに感謝の気持ちもってスタートラインに立ってほしい。 もう一つ、 それまでにかかわった多くの人の心も忘れてはならない。 家族、 先生、 上司、 友人らの思いを胸に頑張ろう。
       (笑)