春のよき日に...。 1日に県立高校、 8日に市、 町立中学校で卒業式が行われた。 思えば昨年は紀央館と由良中で取材。 もう一年がたつ。 早いものだと、 つくづく感じる。
そして、もうすぐ小学校。小学校の卒業式といえば河井酔茗の「ゆずり葉」という詩を思い出す。卒業してもう18年もたつので、いまはどうかわからないが、筆者の母校では卒業式で卒業生が一節ごとに朗読するのが定番だった。 確か教科書に載っていて、「子供たちよ。 これはゆずり葉の木です。このゆずり葉は新しい葉が出来ると入れ代わってふるい葉が落ちてしまうのです」という初めの部分を覚えている。当時は味わいも何もわからなかったが、もう30歳。 無償の愛と表現すればいいのか、何とも言えないよさがあり、卒業シーズンに、 ぜひ親子で読んでもらいたい。
先日、 担当町の小学校を訪ね、 今月末で定年退職を迎える校長先生と話した。 取材の依頼で 「心に光る歌はありますか」 と尋ねてみると、 「いきものがかりの 『ありがとう』 やな。卒業式で児童がうたうんや」と満面の笑み。「新聞はこらえてな」との言葉は取材の依頼を断られただけと勝手にとらえ、叱られるかもしれないが、 続きとともに小欄へ載せさせていただく。
校長先生は教師生活を振り返り、 「わりとやりたいようにやらせてもらった。もちろん子どものことを考えてやけど、周囲には迷惑をかけたかと思う。だから、ありがとう。ほんま、その言葉に尽きる」と話した。 あらためて感謝の気持ちの大切さを教わった気がする。未来をつくり、 譲る親、 そして譲られる子どもたち。 卒業に際して 「ありがとう」 を大切にし、新たなスタートラインに立ってほしいと思う。 (笑)

