エジプトの民主化運動が隣国リビアに飛び火。この動きは現政府の陥落が成功するにつれ、加速するようにみられている。また、これら一連の民主化運動や飛び火はデモ参加の呼びかけをはじめ、インターネットが大きな原動力の一つになっているようだ。
 話は変わるが、先日テレビで10代の「告白」について紹介されていた。はじめは何げなしにみていたが、とても興味深い、というか30歳の筆者にとってジェネレーションギャップを感じる事情があった。告白といえば直接会って伝えるものという感覚が強く、それでなければうまくいかないのではと思う。30代前後の世代はそうではないだろうか。それがいまは電話、そしてメールといったツールを使った告白。電話はまだ理解できなくもないが、携帯メールを使った告白が普通で、OKも同様だというので驚いた。
 話は戻るが、民主化運動のニュースを見ていて感心することがある。それは反体制活動の弾圧やネット監視が行われるなかにもかかわらず、デモに参加している人たちのほとんどが顔を出し、主義主張を訴えている点。覆面をしている印象が強いテロとは違い、勇気があって正々堂々としている。何かを成し遂げるため、それでこそ意味があるのかもしれない。
 再び告白だが、直接会って伝える方法が一番だというのは、いまも昔も変わらないようだが、ラブレターは減り、その分メールで告白する若者が増えている。緊張したり、恥ずかしい思いをしなくていい。また、微妙なニュアンスが伝わりにくい分、フラれても上手にごまかせ、自分自身も傷つかずに済む。気持ちを伝えるのが下手といわれる日本人。手軽さを全面的に否定する気はないが、面と向かう勇気は大切にしてほしい。  (笑)