元来、自動車の種類やタイプにあまりこだわりはなく無頓着な筆者であるが、現在のは車体に一目ぼれして、買ったお気に入りの愛車。8年間も乗っているため、思い入れも深いが、買い替えることになるかも知れない。原因は昨年末の事故。安全運転を心がけて7年間無事故無違反。広い車間距離、強引な割り込みなどせず長いくらいの一旦停止。友人が原付単車を追い抜く際に運転手が驚いてこけられたと聞いては、単車はもちろん、自転車を左前方に見ては、車体全体が対向車線に入るくらい警戒しながら追い抜くほど。これほどまで安全を心がけているつもりだっただけにショックは大きかった。
 年間走行距離は年間約2万5000㌔、多い年で3万㌔以上。記者という職業柄、自動車を使用する頻度は高いだけに一層気をつけてはいるが、取材が立て込んでいたり、原稿の締め切り時間が迫っていたりすると気が焦ってしまう。その焦りは運転に微妙に影響を及ぼす。筆者の場合、少しでも仕事を進めておきたいという考えが働くようで、無意識のうちに頭の中で取材してきた内容を記事にまとめながらハンドルを握っていることも。運転への集中力を欠き、前方の車が思わぬところで曲がろうと減速した際などヒヤリとすることもあった。昨年末の事故もふとやりかけの仕事のことを頭をよぎった瞬がだった。
 昨年、この事故を含めて仕事上で大きなミスが2つ。いずれも集中力の欠如が原因で、この反省から集中力がことしのテーマ。他のことに一切気を取られず、何ごとも目の前のことだけに全力、集中。前厄を迎えるが、このことを肝に銘じ大過なく1年を乗り切れればと考えている。       (昌)