14日、菅再改造内閣が発足した。「社会保障と税 一体改革」という見出しが新聞紙上に出ているが、一部には「脱小沢路線」という文字。野党も「求心力が出ない」「にわか作り」だと批判している。新成人たちが雇用に不安を感じているのと同様、筆者ら庶民の関心ごとは生活につながる景気。与野党とも人事や政局より政策を戦わせる国会になっていけばと思う。
 先日、録画していた正月特番の時代劇を見た。農民の出で天下人になった羽柴秀吉に仕えた2人の軍師、竹中半兵衛重治と黒田官兵衛孝高の話。ときは戦国、武士たちは戦に明け暮れ、農民たちの生活が荒らされ続けるなか半兵衛が言う。「天下は天下の天下、一人(いちにん)の天下にあらず」。以後、その意思は半兵衛から官兵衛に引き継がれ、物語のなかで同じフレーズが何度も登場する。戦のない世の中をつくるために戦い、その後に農民たちが腹いっぱい飯を食え、幸せに笑って暮らせる国を目指す2人。ラストシーンで官兵衛は「何百年かのち、民、百姓のための政(まつりごと)が行われていれば本望だ」と言って倒れる。
 また、この物語からは、政治は天下万人に対して平等でなければならず、権力者の手先になって悪政を進めるために行うものではない、ということも伝わってくる。権力にすりより、信義を捨て、正義を忘れてまで己の権力維持に固執しない潔さが大切だと。
 きょう16日、御坊市議会議員選挙が告示される。以後、日高町議員、美浜町長・議員、由良町議員、春に統一地方選が行われる。選挙は戦争といわれることがあるが、戦いのあとが大事。中央も地方も関係ない。笑って過ごせる生活へ、庶民のための政治が行われることを期待したい。 (笑)