26日.jpg 日高川町首長選の有権者アンケート3回目は「町長にはどんな人がいいか」。選択式ではなく自由に答えてもらったところ、トップは20人で「意見を聞いて、町民目線で働いてくれる人」。「町民のことを第一に考えられる人」こそが、課題山積、難航極める合併第2ステージの町のリーダー像として思い描かれているようだ。2位は16人で「平等に町全体を見られる人」。以下「実行力」「リーダーシップ」などが続いた。
  「意見を聞いて...」 と答えた有権者は20代2人、 30代・40代各5人、 50代4人、 60代2人、 70代・80代各1人。 「町民の気持ちや痛みが分かる人でないと」 (早蘇地区40代女性)、 「わたしたちの声にいつも耳を傾けて、 努力してくれる人」(川中・子十浦地区30代女性)、「自分のことなんか後回しで、住民第一に考えてくれないと」 (愛徳地区40代女性)、「橋下大阪府知事みたいに住民感覚で、 町民のためにとにかく頑張ってくれる人がいい」 (船津・高津尾地区60代男性) など、 町民の声を町政に反映してくれる人がリーダーにふさわしいと考えているようだ。 次いで多かったのは 「平等に、 町全体を...」 の16人。 年代別には20代~90代と幅広く大差はないが、 地域別では美山地区が7人で28%、 中津地区が5人で20%の人が答えており、 川辺地区の8%と比べて格段に高い数値となった。 「広い視野で町内全域に目を配ってほしい」 (丸山地区60代男性)、 「特定の地域に偏っては困る。 エコヒイキなく平等に」 (愛徳地区70代女性)、 「中津・美山方面にも各種整備をしていただける人」 (船津・高津尾地区30代女性) など、 合併町だからこそ求められるリーダーの条件も浮き彫りになった。「リーダーシップ」 は15人で「高い指導力、 統率力で町を活性化してほしい」(丹生地区30代男性)、 「即断即決で町民を引っ張ってくれる人」(船津・高津尾地区40代男性) などが多かった。「有言実行」は14人で、「口先だけの公約ではなくやってもらわないと困る」 (矢田地区50代男性)、「即座に動ける人がいい。要望があれば自ら現場へ見に行くぐらいのフットワークがあれば最高」 (丸山地区30代男性) などの声。「将来への明確なビジョンの持ち主」と答えた8人からは「20年、30年先まで考えた大局観を持ち合わせた人物を選びたい」などの意見があった。このほか5人以下の少数意見で、「誠実、真面目」(寒川地区60代男性)、「経験豊富」(矢田地区30代女性)、「元気・活発」(丹生地区50代女性)、「いままでと違った新たな町政を築いてくれる」(船津・高津尾地区70代男性)、「親しみが持てて話しやすい」(寒川地区60代女性)、「即戦力」(矢田地区60代女性)、「将来の町へ夢と期待を抱かせてくれる」(早蘇地区50代女性)、「県や国と太いパイプがある」(丹生地区20代男性)、「独創的な考え・アイデアマン」(丸山地区50代男性)、「笹町長みたいな人柄の人」(丸山地区60代女性)などさまざま。 激しい前哨戦が影響してか 「立候補予定者2人を足して2で割った人」 (丹生地区30代男性)との意見もあり、有権者の迷う心までうかがえた。 とくになしはわずか7人で、 それぞれの思いが伝わる結果となった。