第25回全国障害者スポーツ大会「青の煌きあおもり障スポ」が先月23日から26日まで青森市などで開かれ、御坊市身体障害者福祉協会会長で、右脚が義足という障害を持つ湯川芳規さん(73)=湯川町丸山=が、フライングディスクで金メダルを獲得した。2015年の障スポ初出場以降、同じ種目で銀はあったが、金は初めて。自宅倉庫に練習場を作って地道に技術を磨いてきた努力が実った。

同大会は毎年国民スポーツ大会の終了後に開催される国内最大級の障害者スポーツの祭典。全国出場の選手は各都道府県の予選会を経て選考され、今年は和歌山県から陸上競技、水泳、フライングディスク、ボウリングなど8種目に選手40人、サポーター40人が参加した。
フライングディスクの競技は円形のゴールを狙うアキュラシーディスリート・ファイブと、飛距離を競うディスタンスメンズ・スタンディングの2部門。湯川さんは25歳の時、製材所での事故で右脚が大腿部から切断され、以後、義足で生活している。今回の大会ではアキュラシーディスリート・ファイブで10投中9回の成功。右脚の義足の踏ん張りがきかない中も手首のスナップでディスクに回転をかけてコントロールを重視するよう心掛け、年齢や障害の重さなどで振り分けられた8人のグループの中で最もよい成績となり金メダル。ディスタンスメンズ・スタンディングでも27㍍を投げ、銅メダルを獲得した。
日本一の栄冠に「障害を持ちながらも大会に出られるのはありがたいこと。なかなか金メダルが獲れなかったのでうれしいです。こういった大会をもっと多くの障害者に知ってもらい、参加してくれれば」と話している。


