岡さん
木下さん
松本さん

 高齢者や児童など社会福祉の向上に功績のあった人をたたえる県の白梅賞の受賞者が決まり、今年はこども園の保育教諭や高齢者施設の介護職員ら11人が受賞。日高地方からは社会福祉法人博愛会が運営する特別養護老人ホーム日高博愛園(御坊市)の事務係長岡裕司さん(67)=由良町=、同じく博愛会のリバティ博愛指定居宅介護支援事業所(御坊市)の主任介護支援専門員木下誠弘さん(68)=御坊市=、社会福祉法人県福祉事業団障害者支援施設由良あかつき園(由良町)の管理栄養士主査松本久実さん(59)=湯浅町=の3人が選ばれた。

 岡さんは、1988年6月に博愛会の職員となり、生活相談員として施設利用者や家族からの相談、入退所時の手続き、医師や行政との連携等の業務を担当。現在は事務係長として施設の職員、法人全体の技能実習生ら外国人の生活支援、施設の会計も担当し、介護保険制度など高齢者福祉制度の大きな転換、混乱のなかも利用者本位の円滑な事業推進に尽力した。

 今回の受賞には「博愛会は今年で40周年を迎えますが、利用者さまに安心して生活、サービスを受けていただくための環境、職場づくりを第一に仕事をしてきました。このたびの受賞は何よりも先輩、同僚の皆さまの温かいご指導のおかげと感謝しています」と話している。

 木下さんは1993年に博愛会に就職し、市の在宅介護支援センターの相談員として高齢者と家族からの相談等に対応。2000年の介護保険制度スタートに合わせてケアマネジャー(介護支援専門員)の資格を取り、現在はリバティ博愛指定居宅介護支援事業所のスタッフとしてケアプラン作成などの業務を担当している。

 仕事は「利用者の意向に沿うプランづくり」が最大の使命。「サロンや健康体操教室など介護保険以外の地域資源も組み合わせ、できる限りその方が望まれる在宅生活を過ごせるようにと考えています」。白梅賞には「まさか自分がいただけるとは。これからも地域の高齢者が元気で暮らせるまちづくりに頑張りたいです」と話している。

 松本さんは由良町里出身で、短大の栄養学科で学んだ後、横浜市の病院に勤務。地元の由良町に戻り、1989年からあかつき園で栄養士として働き始めた。以来37年間、調理師と連携しながら利用者の栄養管理を担当。同施設だけでなく、和歌山市や上富田町の障害児、身体障害者の施設でも勤務しながら、99年には管理栄養士免許を取得した。研修会の講師も務め、法人全体の資質向上にも貢献してきた。

 温厚な人柄で、児童入所施設では母親のように慕われている。今回の受賞には、「このような立派な賞をいただき、大変ありがたく思っています。今後も利用者の皆さまが望むような生活ができるよう、栄養面でサポートしていきたい」と話している。

 白梅賞は1973年に制定され、これまでの受賞者は今年度の11人を含め451人。今回の授与式は11月4日午前11時から、県庁正庁で行われ、受賞者には宮﨑泉知事から表彰状と銅製のメダル、略章が贈られる。