
9月から始まったNHK朝の連続テレビ小説「ブラッサム」は、作家の宇野千代をモデルにしているといわれます。10月のテーマは「宇野千代」とします。
「わたしの宇野千代」(瀬戸内寂聴著、中央公論社)
1966年、99歳で他界した宇野千代は「おはん」などの小説のほか、エッセイ「生きて行く私」でも広く知られます。
親交のあった僧侶で作家の瀬戸内寂聴が、長年の交友を振り返りながらつづった一冊をご紹介。貴重な2人の対談も収録されています。
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瀬戸内 東郷(青児)先生のことを、とてもがっちりとした体つきで、前から見ると非常に勢いがいいんだけれども、背姿がとてもさみしいってお書きになっていらっしゃいますね。
宇野 そうそう。うしろ姿がとてもさみしい人なんですよ。あれはどういう…どういうことですかね。
瀬戸内 男というものは概ねそうじゃございませんか。(略)
宇野 女も…私なんか前から見るとでこでこしているから勢いがよさそうだけど、うしろから見るとさみしいんじゃないかしら。


