
御坊市薗のカフェ・バーATARU CAFE(アタルカフェ)がコーヒーの大型焙煎機を購入。地元の飲食店やコーヒービジネスを始めたい人らを応援しようと、近く時間貸しする「シェアロースター」をスタートさせる。1回で最大6㌔の生豆を一気に焼き上げられる容量があり、本格的な自店だけのオリジナルブレンドが、低コストで実現できるという。
焙煎機はハマ珈琲製の「HCR―6000」。業務用の大量仕込みやイベント用の製造に適している。高性能な消煙装置を2台設置し、煙や臭いを完全カット。「深煎り」の連続焙煎も環境や近隣に迷惑をかけずに行える。大型の焙煎機は高額で購入のハードルが高いため、県内でシェアロースターの本格的な仕組みはなく、これまでオリジナルコーヒーを作りたいと思っても、大阪などの都市圏にあるシェアロースターを利用するか、業者に委託するしかなかった。
シェアロースターの一般的な利用価格は初回の安全講習費が5000円程度、2回目以降は2時間で7500円程度となっており、アタルカフェでは今後価格を設定。オリジナルブレンドをつくりたい地元のカフェやレストラン、ホテルのほか、店舗を持たずにオンラインショップやイベントなどで焙煎したコーヒー豆を販売したい人らをターゲットに、ビジネス支援、起業・副業支援にもつなげていく。
オーナーの中村直樹さん(53)は「せっかく購入した焙煎機、みんなで使ってもらえれば。プロ仕様のレンタル焙煎工房としてアタルカフェが和歌山全体のコーヒー文化を底上げし、より豊かにするためのハブ(拠点)になれればと思います」と話している。問い合わせは℡090―1585―1070。


