日高高校出身の同級生コンビの玉置直哉さん(31)=御坊市湯川町小松原=と坂本悠斗さん(30)=日高町比井=の2人が日高川町のヒノキを使ったアロマオイル「ヒノキ精油」とアロマ蒸留水「ヒノキアロマウォーター」を商品化し、今年春から販売を始めた。事業は軌道に乗り、秋には製造規模を拡大させる。

ヒノキからアロマオイルを抽出する坂本さん㊧と玉置さん
商品化されたアロマ蒸留水とアロマオイル

 ヒノキの精油は圧力鍋で水を熱して蒸気を発生させ、細かく粉砕したヒノキに蒸気を通し、冷却管を使って蒸気を液体に戻すと、天然芳香成分を含んだ精油と水に分離される。精油がアロマオイル、その過程でできる副産物の蒸留水がアロマウォーターとなる。

 2人は昨年5月、地元に豊富にあるヒノキを活用したアロマオイルの商品化に着目。試行錯誤を重ねながら製品づくりに取り組み、11月に試作品が完成。大阪で行われたイベントなどでテスト販売などを行い、今年3月から本格的に製造と販売を始めた。

 製造作業は玉置さんの自宅ガレージを利用。一日に「ヒノキ精油」は100~200㍉㍑、「ヒノキアロマウォーター」は8㍑程度でき、「Aromatiik(アロマティーク)」のブランド名で販売。SNSなどで商品が注目され、全国各地から注文があり、最近では在庫がなくなりそうになるほどの人気だという。

 値段は「ヒノキ精油」1瓶(5㍉㍑入り)が2500円。「ヒノキアロマウォーター」1瓶(100㍉㍑入り)が1000円。ヒノキ精油は持ち運びできる巾着袋とヒノキキューブが入った小瓶付き。現在はインターネットや和歌山市などの小売店で販売されているほか、御坊市薗の「OnO Garden」でも取り扱っている。

 「今後はヒノキだけでなく、和歌山の特産のミカン、コウヤマキ、サンショウなどを使ったオイルにも挑戦し、商品の種類を増やしていきたい」と意欲的で、秋にはアロマを作る蒸留設備と店舗を併設させた作業所を設ける計画だという。