夏休みも終盤に入った。期間中は小中高生らを対象とした野球やバレーボールのスポーツ大会、音楽コンクールなどが開催され、日高地方の子どもたちが大活躍した。夏の高校野球では中学硬式野球クラブの南部シニア出身者が所属する智弁和歌山が5年ぶり4度目の全国優勝。中体連の陸上や柔道などでも日高地方の中学生が全国大会出場など、今年の夏も地元の子どもたちが輝きを見せた▼学生に限らず、「日本の若者」に視野を広げてみると、サッカー界では欧州の有名クラブで日本人が活躍、野球界でもドジャースの大谷翔平選手や山本由伸選手ら多くの日本人選手が活躍し、連日のようにテレビなどで報道されている▼スポーツだけでなく、若者の考え方についても感心することが多い。今までの風習に固執するのではなく、合理的な方法を選択することなどは常に若者たちの発想だ▼その一方で、「最近の若者は……」などという声も聞かれるのは事実。「あいさつもできないし、仕事をすぐに辞める」「スマホばかり見て、根性がない」などの大人たちからの嘆きも▼ところで、この「最近の若者は……」という言葉は今に始まったものではないらしい。インターネットで調べてみると、古代ギリシャの時代にも、年長者が若者の振る舞いを嘆いていたとされる逸話があるという。今も昔も世代が変われば、その違いを嘆く声が出ていたようだ。大切なのは昔と今の違いを批判することではなく、その違いの中から新しいものを見つけ出すことではないだろうか▼「今の若者は……」と、誰しも一度は聞いたことがあるだろう。しかし、若者たちの活躍を見れば、その言葉は、そろそろ死語にしてしまってもいいのではないか。(雄)

