御坊市は第5次総合計画に盛り込んでいる市内10小中学校の体育館への空調設備整備について、今年度と来年度に一気に実施する。当初は1年間で2校ずつを計画していたが、熊本地震の発生を受け、災害時の避難所となる体育館の空調整備が急務であると判断し、計画を前倒し。まず8校分の整備予算案3億6070万円を、議会9月定例会(1日開会)に提出する。

 先月28日に発生した熊本地震では真夏の避難所生活などの課題もあらためて浮き彫りとなっている。市ではすでに市内10小中学校の体育館に小型のスポットクーラーを導入しているが、近年の猛暑を勘案して、施設全体が冷やせる空調設備を導入。湯川、藤田、野口、塩屋の4小と御坊、湯川、河南、名田の4中については電気容量が比較的小さく、校舎と切り離して電気の直接引き込みの工事が可能なことから先に予算を取って工事。御坊、名田の2小は電気容量の規模が大きいため、工事方法を検討した上で、今年12月の議会で整備予算を追加計上。この予算の規模は未定だが、総合計画では当初、10校の空調整備で約4億円を見込んでいる。各校で順次工事を進め、最終的には来年の夏に間に合うよう6月の全体完成を目指す。

 9月議会に提出する補正予算案は10億8063万円の追加。学校施設適正規模・適正配置基本計画策定支援委託では1379万7000円を計上。来年度までの債務負担行為を含めると同支援委託の予算は計2630万円となる。市新庁舎外構等整備工事1200万円もあり、この分は議会開会初日に採決を求める。予算追加に伴う新庁舎整備事業のスケジュールに遅れはなく、全体完了は今年10月末を予定。同事業の建設事業費は微増となり、総額60億500万円となった。