第108回全国高校野球選手権大会は14日目の20日、阪神甲子園球場で準決勝が行われ、日高地方関係の2選手がベンチ入りする県代表の智弁和歌山が横浜(神奈川)に7―1で快勝。南部リトルシニアOBの楠本龍生内野手(3年・東陽中)が決勝3ラン、4打点の活躍で、優勝した2021年以来5年ぶりの決勝進出に貢献した。

3回裏智弁和歌山無死二、三塁、勝ち越しの3点本塁打を放ち喜ぶ楠本=20日、甲子園

 智弁和歌山は初回に1点を先制されたが3回、4番山田の適時二塁打で追いつき、なおも無死二、三塁から楠本が右翼スタンドへ勝ち越し3ラン。2ボール・0ストライクからの3球目、横浜先発の好投手織田が投じた152㌔の低めの直球を捉えると、打球の行方を追い、ゆっくりと一塁へ歩き出した後、右手人さし指を高らかに突き上げた。

 さらに3点リードの7回1死一、二塁、横浜2番手から中前へはじき返し、貴重な追加点を奪取。試合後のインタビューで「これまでの試合、他の仲間が頑張り、きょうの僕がある。みんなに感謝です。(織田投手からの本塁打は)真っ直ぐに張ったのがよかった。一番完璧でした」と振り返り、「横浜さんは強く、挑戦者の気持ちで『攻めるぞ、攻めるぞ』という気持ちでした。練習でやっていることが結果に出たのでうれしい。決勝も全員が活躍して優勝できるよう頑張ります」と笑顔を見せた。