7月28日に発生した令和8年熊本地震。家屋被害は2万棟以上、約6200人の避難者を出すこととなった。新聞などで多く取り上げられたのが、車で生活する車中泊者の存在だ。

 テレビの報道番組によると、車中泊者は避難者数に含まれていないようで、車中泊者を含めた避難者数はさらに多くなることだろう。避難所ではなく車中泊を選ぶ理由はさまざまだ。避難所が満員で入れないほか、プライベートな空間を確保したい、余震などの際に建物内にいることが不安、避難所に入れないペットとともに生活したいなどがある。

 ただ、車中泊には問題も多い。同じ姿勢を続けることでエコノミークラス症候群になったり、夏場は熱中症、冬場は低体温症などの健康被害が生じたりするほか、車にいることで行政が被災者として把握するのが難しく、物資や情報が届きにくい場合もある。ただ、自分や家族のプライバシーを確保できるという大きなメリットもあり、今後も多くの人が車中泊を選ぶだろう。

 よく車中泊をしながら旅をする動画を見ているが、車中泊を快適にするさまざまな道具がある。プライバシーを守るサンシェードやマット、特に夏や冬にはポータブル電源が活躍する。車のエアコンはエンジンをかけ続けることによる騒音や一酸化炭素中毒の危険があるため、使用を避けるのが一般的だ。ポータブルクーラーや電気毛布を使えば、少なくとも睡眠中の暑さや寒さを和らげることができるだろう。簡易ソーラーパネルで電力を確保することも重要だ。

 いずれも高価なものだが、万が一の事態に備え、必要なものから少しずつそろえておきたい。(城)