日高川町の旧美山中学校で13日、地域おこしイベント「光の森のサマーフェス」が開催される。昼間はウナギ釣り体験、ドッジボールなど、夜はDJ盆ダンスなどがあり、フィナーレは70発の花火が夜空を彩る。子どもから大人まで楽しめる企画が盛りだくさんで、ぜひ、読者の皆さんにも足を運んでいただきたい▼美山地区で1969年から半世紀以上続いてきた花火大会が運営スタッフの高齢化などを理由に昨年で幕を閉じた。しかし、「地域に新たなにぎわいをつくろう」と地元の若者たちが立ち上がり、4月に美山光の森実行委員会を結成。今回のイベント開催へとこぎ着けた。形は変わっても、高齢者から若者へと夏のイベントが受け継がれたと言える。そして今回がその第1回▼特に盆の期間に行われる夏のイベントは、地域の人々が交流を深める場でもある。町内外から訪れる人々に美山の魅力を発信するとともに、お盆の帰省客がふるさとに集まり、久しぶりに顔を合わす友人や知人と再会する機会にもなる。普段はあいさつを交わすだけの人とも楽しく会話し、人と人とのつながりをあらためて実感できることにもつながるだろう▼一方で、少子高齢化や担い手不足により、継続が難しくなる地域イベントも多い。長年親しまれてきた美山地区の花火大会も、その一つだった。それでも、「人が集まる場をなくしたくない」という若者たちの思いが今回のイベント開催という形になったのだろう▼「光の森のサマーフェス」が美山の新たな夏の風物詩として地域に定着し、多くの人に親しまれながら今後も末永く継続されていくことを願う。美山の未来を明るく照らす「光」となることを期待したい。(雄)