
由良町自主防災会は21日、役場で研修会を開き、和歌山地方気象台地域防災官の藤原義寿さん=写真=を講師に招き、短時間での大雨や土砂災害などについて学んだ。
藤原さんは、和歌山県の地形と気象の関係や、5月29日から運用が始まった新たな防災気象情報について説明。2023年6月に由良町でも被害が発生した線状降水帯についても、発生のメカニズムや特徴を紹介し、大雨によって土石流やがけ崩れ、地滑りなどの土砂災害が発生する恐れがあると指摘。日ごろから土砂災害警戒区域など危険箇所を確認しておくことや、雨が降り始めたら気象情報や警報に注意し、自治体からの避難情報を待たず、早めに避難することの重要性を訴えた。
さらに、和歌山県の100年間の気候変動について、年間降水量に大きな変化はない一方、無降水日がやや増え、短時間の激しい雨が増加傾向にあると説明。今世紀末には、近畿地方で1時間50㍉以上の雨が降る年間発生回数は、少なくても現在の1・8倍、多い場合は2・7倍になる可能性があると指摘した。
自主防災会の各地区役員らは熱心に耳を傾け、防災意識を高めていた。


