南部龍神は4回、濱畑の左前適時打で本塁へ気迫のヘッドスライディングで生還する藤井

 第108回全国高校野球選手権和歌山大会は13日目の23日、第1試合の準々決勝で南部龍神が登場。耐久と対戦し、龍神らしい粘りを見せたが反撃及ばず、6回コールドで涙をのみ、初の4強進出はならなかった。龍神の敗戦で本紙エリア7校は姿を消した。
 ▽準々決勝
耐久
460013 14
000120 3
南部龍神

 (6回コールド)

 これまで粘り強い戦いで過去最高のベスト8入りした南部龍神だが、この日は4投手で与えた13四死球が失点につながり、リズムをつくることができなかった。

 先発岡﨑は初回先頭から3連続四死球を与え、4番に適時打を浴びて交代。難しい場面で登板した2番手橋本も制球に苦しみ、2回1死満塁からマウンドを任された3番手金﨑も適時内野安打等で得点を許し、この回6失点。金﨑は3回、クリーンアップを2者連続三振に切って取るなど本来の調子を取り戻し、その後は得点を与えない好投を披露。5回途中からリリーフした4番手濱畑は6回に3失点し万事休した。

 打線は3回、2死から古谷がチーム初安打となる内野安打で出塁、続く﨑山は左翼線を破る二塁打で二、三塁と絶好機を作ったが、後続が打ち取られ無失点。待望の得点は4回、四球の藤井が二盗で好機を広げると、濱畑の痛烈な左前打で好走し、本塁へヘッドスライディングで生還した。後がない5回には、1死から振り逃げと﨑山の左前打で一、二塁とし、與座が左翼越えの適時二塁打でコールドを阻止。さらに喜の内野ゴロの間に1点追加したが、再び窮地で迎えた6回は3人で打ち取られた。

 この日の2安打を含めて全4試合安打を放ち、主将としても最後までチームを引っ張った﨑山晴紀選手(3年)は「持てる力は出し切れた。3年前のベスト8に憧れて入学し、新しい景色は見られなかったけど、長い夏にするという宣言通り、村の方々含めて全員でここまでこられた。村の皆さんの応援、支援に感謝したい。龍神分校を選んでよかったです」と話した。