西欧を記録的な熱波が襲った先月22~28日、EU加盟27カ国で暑さが原因とみられる死者数(過剰死者数)が1万人を超えたとニュースになっていた。これらの死者の大部分(9000人超)は65歳以上。過度な暑さは熱中症を引き起こし、心血管疾患や呼吸器疾患の悪化で、死亡した可能性があるという。フランス、スペイン、イギリスでは電力供給が途絶えたり、学校が休校となったり、高温記録も更新。暑い日が続くなか、外国の話で関係ないと思っていて大丈夫だろうか。
今年から最高気温40度以上の日に対して「酷暑日」という名称が使われる。また、おととしから運用が始まった熱中症特別警戒アラートも、今年は初めて発表される可能性があるかもしれない。特別警戒アラートは全国の測定地点の暑さ指数について、これまで翌日の最高予測値が各都道府県内ごとに全ての地点で「35」に達した場合が条件だったため、発表されたことはなかったが、今春から標高の高い測定地点は除外されている。
暑さ指数は気温、湿度とともに太陽の日差し、赤外線を浴びたときに受ける輻射熱(ふくしゃねつ)という3つの要素を取り入れた熱中症予防の指標。「33」以上で発表される熱中症警戒アラートの時点で危険な暑さだろうが、熱中症特別警戒アラートの「35」以上ともなれば、重大な健康被害が生じる恐れがある。
御坊市と日高広域の両消防も、自発的で積極的な予防が必要として、「エアコンの適切な使用」「外での運動は原則中止・延期」「こまめな休憩や水分・塩分補給」と、外出はできるだけ控え暑さを避けるよう注意を呼びかけ中。「死ぬほど暑い」と笑っていられるうちに、意識を高めて酷暑から命を守ろう。(笑)


