日高町議会が定数11から10に、御坊市議会が定数14から12にすることが決まった。これで日高地方7市町議会の議員定数は12が御坊、印南、みなべ、日高川の4市町、10が美浜、日高、由良の3町となり、うち印南は欠員1の状況。人口減少が加速する中、周辺町でもさらなる議員定数の見直し議論が必死となりそうだ。
御坊市議会で定数2削減案が提出された時、反対した小川春美議員が言っていた「市民の声を聞くには議員の人数が多い方がいい」というのは、一理あると思う。同じく反対した向井孝行議員が「これまで議員を減らし過ぎた」という言葉には、長年議会の運営を見て、執行部のチェック機能を果たして来たベテラン議員ならではの発言の重みを感じた。
ただ、有権者のほとんどがそこまで議員の数が必要だとは感じていない。むしろ2削減となっても、「もっと少なくてもいいのではないか」という声すらある。頑張っている議員もいるが、議会全体で見ればそういった評価。逆に「もっと議員の数があってもいい」という声が高まるぐらい、議員個々の活動が活発になればいいのだが…。
いずれにしても今回の議員定数削減は勉強会を立ち上げた5議員が、署名を取るなどして市民の後ろ盾を得て先行。他の保守系議員も以前から削減の思いがあったため、結果的に賛成多数での可決につながった。
楠本香織議員は議場で、直前のベテラン議員同士の熱い議論を聞き、「ワクワクした」と表現していたが、全く同感。現在、議会ではかつての市長選のしこりか、派閥のようなものがある。何が市民にとって大切か、まちの発展に何をすべきか、今後も是々非々の議論を期待したい。(吉)


