南部高校硬式野球部に1年生の新入部員が20人も入り、全部員が1、2年生32人の大所帯となったことは既報の通り。同校は近年、入学生徒の定員割れが続いているのが現状だが、調理コースやデュアルシステムなど特色ある取り組みで魅力を高めている。そんな中で部活に活気があふれるのは非常に明るい話題。池田哲也監督が県内外の中学校の試合や練習を訪ねて生徒に積極的に声をかけてきた成果が早速実を結んでいる。3年生不在でまだまだこれからのチームだが、夏の大会はじめこれからの戦いぶりが楽しみだ。
南高といえば野球というイメージを持つ地域住民は多い。筆者も南高出身で、同学年の野球部は3年生になる春の甲子園に出場したのは今でもはっきり覚えている。ほとんどの生徒が甲子園で声を張り上げて応援し、1回戦で水戸商業を破って見事1勝を挙げた。思春期真っただ中の高校生、当時は普段の学校の集会で校歌をうたう生徒はほとんどおらず伴奏だけが響くのが常だったが、この時ばかりは甲子園のアルプススタンドで全員が声を張り上げて校歌をうたったのは忘れられない。同じセンバツ、日高も出場し、帝京と好勝負を演じた。記憶に残っている野球ファンも多いだろう。
先日のゴールデンウイーク、同級生が集まって飲んだが、このときの甲子園出場者が2人いて、2回戦で負けた東海大相模の投手の球の速さに驚いたなど当時の話でも盛り上がった。34年も前の話だが、今でも輝いている思い出があるのはうらやましい。野球に限らずなんでもいい、勝敗も二の次、何かに打ち込むという経験は将来、その人の人生を輝かせてくれるだろう。(片)

