町の防災対策向上に力を入れて取り組んでいるみなべ町議会総務文教常任委員会(玉井伸幸委員長)は、女性の意見を施策に反映させようと21日夜、役場で「女性の声を聞く会」を開催した。みなべ女性会(細川千晶会長)メンバー7人が参加し、災害時の避難所生活を想定したトイレ問題、家族の一員であるペット同伴避難の問題点など不安に思っている率直な意見が続々と出され、課題が浮き彫りとなった。

同委員会では昨年5月から9回、防災対策について課題を検証し、町消防防災室や山本秀平町長らとの意見交換も行ってきた中で、女性目線でも問題点を洗い出そうと声を聞く会を開いた。
防災について普段から思っていることについてフリートークする形で行った。女性からはトイレやペットを連れての避難、暑さ対策、備蓄など幅広く鋭い意見が続々。トイレ問題では、昨年のカムチャツカ半島地震で埴田の医王寺に学生の娘が避難した際、「トイレがなく、愛之園保育園まで歩いていった。高齢者だとそこまで歩いていけない人もいる。一時避難場所にもトイレが必要だと感じた」や、「男の人は『山でしたらええやん』と簡単に言うが、女性はそうはいかない。どうすればトイレ問題が解消できるか考える必要がある」などの意見が出た。飼っている犬や猫と一緒に避難したが「人もペットも暑くていられなかった。日を遮るものがほしい」や「避難所でもペットと一緒に暮らしたいと思っている人は多い」「ペット同伴なら車中泊する人が多くなると思うが、車で避難できる場所はあるの」など大切な家族の一員であるペットや暑さ対策に不安を感じている意見も。
女性会は日ごろから防災に力を入れており、意識の高い女性ばかりで「普段から防災グッズを持ち歩いている。行政がやってくれると思っている人が多いが、自分の命は自分で守るのが基本。そういうことをもっと町民に強く発信すべき」「高齢者はリュックを背負って避難するのも大変。避難場所にあらかじめ非常食を置いておくなど各地域、各自での準備も大切」など行政に頼らない防災を進めるべきとの意見も多く出た。
議員からは「今後の対策を進める上で非常に参考になった」「皆さんのエネルギーを町全体にどう波及できるかをしっかり考えていきたい」と意識を高めていた。


