しょうゆ発祥の地として知られる湯浅町の湯浅醤油有限会社(新古敏朗代表)は、2026年秋、米国のロケット「ファルコン9」でしょうゆの麹菌を宇宙へ打ち上げ、世界で初めて微小重力環境での醸造に挑む。

 計画では、麹菌をイーロン・マスク氏が設立したスペースX社のファルコン9に搭載して宇宙へ送り、人工衛星に載せて2週間滞在させる。帰還後はその麹菌を使ってしょうゆを仕込み、香りや発酵速度など宇宙環境が与える影響を検証し、完成品の販売も視野に入れる。

 同社は1881年(明治14)創業の老舗醸造元「丸新本家」のしょうゆ部門。今回の挑戦について「麹菌が宇宙でどのように変化し、しょうゆにどのような影響をもたらすのかを探る第一歩。将来的には宇宙での食文化の基盤につながる取り組みにしたい」としている。