着物を着て桜の下で写真を撮りたい――。御坊市藤田町藤井、地域密着型複合施設あがら花まるで働くミャンマー出身のエー・ミャ・チャン・ターさん(27)が8日、あがら花まるの日本人スタッフや関係者の善意を受けて、美浜町の御﨑神社で長年の夢を実現させた。

あがら花まるでは昨年11月から介護の技能実習生としてミャンマーの3人を受け入れており、日本人スタッフが「よく頑張ってくれている3人の夢をかなえてあげたい」と、それぞれの夢を聞き取った。
エーさんは日本の文化に関心があり、特に美しい着物姿に憧れを持っていた。今回、日本人スタッフが、着付け講師の免許を持つ湯川町丸山の女性(59)に着付けを依頼し、女性は母親があがら花まるを利用している関係で、「いつもお世話になっているお礼に」とボランティアでの着付けを引き受け、母が日本舞踊のときに着ていた桜柄のピンクの着物を提供した。
エーさんはあがら花まるで着付けてもらったあと、御﨑神社へ移動し、満開の桜の下で写真撮影。着物姿に少し照れた表情を浮かべながらポーズを取り、「着物も桜も美しいです。いつか自分の着物を持つことができればと思います」。
他のミャンマー人スタッフのうち1人は故郷に海がなかったことから、由良や湯浅町の海を見て夢をかなえ、もう1人は近く温泉に連れていってもらうという。


