日高川町の道成寺参道のレストランあんちんにマーケティング拠点を置き、県内物産の販路拡大に取り組むプロジェクトチーム「OTERA MAE ANCHIN」(石倉大裕代表)がマレーシアとフランスの2カ国で物産販売を行い、県産品の魅力をアピールした。

加盟14事業所がフランスの食材店 「ⅰRASSHAⅰ(イラッシャイ)」 で和歌山の産品をアピール

 事業は国の小規模事業者持続化補助金を活用し、県内の14社が参画。マレーシアではクアラルンプールの西武百貨店で1カ月間、フランスではパリの日本食材店「ⅰRASSHAⅰ(イラッシャイ)」で2週間にわたって物産販売を行った。いずれも加盟14事業所の自慢の味を提供。日本の伝統食の古漬けのたくあん、はちみつ漬けの梅干し、桃の加工品などが人気となった。フランスでは現地の料理人が日本から持参した梅酢、備長炭、シラスなどをフレンチの調味料として使った料理を考案して来店者に提供、大好評となった。

 そのほか、和歌山市内でも昨年12月にアンテナショップ「GLOBAL ANCHIN(グローバルあんちん)」をオープンさせ、県産品の消費拡大を図っている。
「OTERA MAE ANCHIN」は2019年から活動を開始。補助金を活用して事業展開するのは今回で6回目。これまでにも東京やマレーシアとインターネットでつなぎ、VR(仮想現実)による物産展や観光の疑似体験ができるイベントなどを開催している。

 石倉代表(46)は「いろんな国に足を運んで市場調査をすることが大切と痛感した。まだまだ日本食の魅力が世界に十分伝わっておらず、海外で商品を売り込める可能性があると感じた」と話している。

 今回の参加14事業所は次の通り。

 ㈱八旗農園(紀の川市)、㈱大覚総本舗(かつらぎ町)、㈱前福(湯浅町)、金澤寿翁軒(橋本市)、㈱紀州本庄うめよし(みなべ町)、㈱いなみの里梅園(印南町)、天田屋(御坊市)、㈲樽の味(御坊市)、㈲ぷらむ庵(みなべ町)、重大屋由谷商店(太地町)、B―STYLE(日高川町)、㈱オカザキ紀芳庵(橋本市)、㈲山崎梅栄堂(白浜町)、㈱小森梅選堂(田辺市)