9日昼、印南町の印南漁港で乗用車が海に転落し、運転していた日高川町の和歌山南陵高校校長、甲斐三樹彦さん(54)=御坊市塩屋町北塩屋=が亡くなった。
現場は印南駐在所の南西約300㍍で、御坊署の調べや日高広域消防によると、午後1時15分ごろ、近くにいた人から「車が海に落ちた」と110番通報があった。転落後、車はしばらく海面に浮かんだ状態で、甲斐さんは岸壁に駆け付けた署員らに、少し開いた運転席の窓から「バックしたとき、ブレーキとアクセルを踏み間違えた。ドアが水圧で開けられない」と説明したという。
その後、救助の準備中に車が水没。日高広域消防の潜水隊が到着後すぐに飛び込み、水深約3㍍に沈んだ車内から甲斐さんを引き出し、岸壁に引き揚げた。甲斐さんは意識不明の状態で、防災ヘリで田辺市内の病院に搬送されたが、午後2時58分に死亡が確認された。死因は溺水だった。
御坊署は事故とみて転落の詳しい原因を調べている。


