御坊市は27日、2026年度一般会計予算案を発表した。総額は143億5701万7000円で、前年度比4・7%の減少。市役所新庁舎建設事業で最終となる外構整備が今年夏にも完了することやスケートパーク整備が今年度末で終了することなどで予算規模が縮小した。

 歳入は個人市民税が給与所得控除額などの引き上げで減少する一方、企業収益の増加や物価高騰に伴う消費税アップなどで市税全体は増加する見通し。市庁舎建設などの市債は大幅減。歳出は普通建設事業費が半減しているが、社会保障関連経費、防災対策経費、公共施設の維持補修、人件費が増加傾向。財政調整基金の残高は25年度末見込みが過去最大の40億9622万2000円となる見込みで、26年度末はさらにそれを上回る41億1939万3000円を見込んでいるが、決して楽観視できる状況ではなく、引き続き厳しい「選択と集中」でやり繰りしていく。

 主な新規事業では南塩屋地区の高台への防災公園整備7355万円、津波・高潮・洪水・土砂災害ハザードマップ作成委託2080万円、小中学校特別教室空調設備整備事業4515万円、「書かないワンストップ窓口」の実現へ向けた窓口支援システム構築事業3400万円、老朽化が進む紀小竹団地1号館除却事業1910万円など。事業の拡充では、子どもインフルエンザ予防接種助成事業で500万円を計上し、接種1回1000円の助成を3000円に引き上げ。証明書等コンビニ交付サービス事業459万4000円では現行の発行手数料200円を10円に引き下げ、利用を促進する。