先日、昨年11月に湯浅町で発生した民家火災で人命救助と初期消火を行ったとして、日高川町の20代会社員ら男性5人が、湯浅町と湯浅広川消防から消防協力者として感謝状を受けた。会社員らは火災を見つけるや、その家に一人で住む高齢女性を救出。連係して初期消火に当たり、被害をボヤ程度の最小限にくい止めたという。

 聞くと、火災が発生した民家の近くを車で通りかかった20代の3人が不自然な光を見つけた。一度通り過ぎたが、不審に思って引き返し、通報。隣の男性宅へ飛び込み、騒ぎに気づいたもう一人が合流した。民家に突入すると、台所で火が上がっており、近くに座る女性を発見。外に連れ出し、消火器や水道水をかけた。5人で力を合わせて懸命な消火活動を展開。消防隊の到着時、火は消し止められていたとのことだった。なかなかできない冷静な判断と勇気ある行動。本当にあっぱれだと思う。

 もう一つ、日高地方ではSNS型投資詐欺の被害を未然に防いだとして、御坊郵便局主任の女性に御坊署から感謝状が贈られた。こちらは主任の女性が窓口で「暗号資産取引所の口座に1790万円を送金したい」という男性客に応対。高額な送金について尋ねたところ、理由を説明しなかったため、詐欺の可能性が高いと直感して警察に通報した。過去に詐欺被害に遭ったお客さんの話を聞いたことがあるという主任の女性。「絶対に止めてあげないと、と思いました。よかったです」と見せた笑顔が印象的だった。

 民家火災での不自然な光にしても、金融窓口での高額な送金にしても、他人ごとだと見て見ぬふりをしなかった皆さん。公私とも見習うべきことだと思った。(笑)