
2月の主な行事の一つは節分の豆まき。今月のテーマは「鬼」とします。
「ないたあかおに」(濱田広介著、野村たかあき絵、講談社)
「ひろすけ童話」として、昭和中期の子どもたちや保護者の心をつかんだ東北の童話作家、濱田広介。最も有名な作品の一つ、「ないたあかおに」をご紹介します。心のやさしい鬼の話。
人間と仲良くしたい赤鬼のために、親友の青鬼が悪者役を買って出る。人間とは仲良くなれたが、青鬼が姿を見せなくなったので赤鬼が心配して訪ねると、戸口に手紙が張ってありました。赤鬼はそれを二度も三度も読み、戸口に顔を押し当てて泣くのでした。
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僕はこれから、旅に出ることにしました。長い旅になるかもしれません。けれども僕は、いつまでも君を忘れますまい。どこかで、また会う日があるかもしれません。さようなら、君。体を大事にしてください。
どこまでも君の友だち 青鬼


