人生会議という言葉をご存じだろうか。先日、御坊市で人生会議の講座があったが、筆者は勉強不足もあり、恥ずかしながらよく知らなかった。
少し調べてみると、厚生労働省が2018年11月30日に発表。人生会議はもしもの時に備え、自身が望む医療やケアについて前もって考え、家族や信頼できる人と話し合い、共有しておくこと。医療現場で使われていたACP(アドバンス・ケア・プランニング)という専門用語を、馴染みやすい愛称にしようと募集、選定された言葉だそうだ。失礼ながら、馴染みやすいという割にはあまり浸透していない気がするし、人生会議という言葉の響きからすると、何か堅苦しい、協議の場のようなイメージを持ってしまうが、実はそうではない。あらたまった会議は必要なく、本人や家族との日常の会話の中から少しずつ聞き出し、考えを共有することも大切だそうだ。その際には医師や看護師、ケアマネジャーら専門職のサポートも重要となる。
御坊市では昨年9月、万一のことがあったときに備えて自分に関するさまざまな情報をまとめておくオリジナル版のエンディングノートを作成。「つなぎたい想い~エンディングを考え始めるためのノート~」と題し、「最後まで自分らしく歩む」ためのツールの一つとして活用されている。全市民対象で、希望者には市役所健康長寿課で配布。市HPからもダウンロードできる。
エンディングノートでしっかり自分の思いを紙に書いて残すことも大切で、このエンディングノートを材料に人生会議につなげることも有効だそうだ。いずれにしても、まずはより多くの人が人生会議の意識を日ごろから持つことが大切だと思う。(吉)


