毎年冬場は献血者が減少傾向になるが、今年は異常事態といえるほど血液不足が深刻になっている。県赤十字血液センターによると、近畿エリアで血液供給を循環させているが、長引く最強寒波の影響で献血にいく人が減っているのに加え、予定していた献血が中止になるケースも。インフルエンザの流行が昨年秋から続いているのも要因の一つで、可能な限りの協力を求めている。

 県血液センター紀南出張所の岡澤一将係長によると、近畿エリア全体でなんとかやりくりしているが、在庫は非常に少なくなっており、かつてない状況という。

 今季最強・最長といわれる寒波の影響で、とくに北部ではこれまでにない積雪量を記録しており、予定していたバスによる移動献血が中止になるケースが出ている。冬は寒さで外出する人が減るのに比例して献血者も減る傾向だが、寒波で今年は例年以上に少ない。インフルエンザが例年よりも早く昨年秋から流行が始まり、長引いていることも大きく影響しているとみられる。さらに、理由ははっきりしないが、近畿圏内の病院での輸血使用量が例年よりかなり多くなっており、需要に対して供給が追いつかない事態になりかねない。

 岡澤係長は「中でも京都や滋賀では雪の影響で献血者が少ない状態で、近畿エリア全体ではとくにO型とB型の血液が少なくなっている。和歌山県内では雪の影響はありませんので、バスによる移動献血に一般の方はもちろん、企業や団体でのご協力をいただけると非常にありがたい」と訴えている。