高市政権の「強い経済」を実現するための総合経済対策で、昨年12月の補正予算に盛り込まれた物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金は、日高地方の7市町でも使い道が出そろった。現金給付は1人2万円や世帯に5万円など4町あり、来月中にも支給して即効性のある物価対策として期待。商品券給付は3市町あり、現金給付に比べ額が落ちるものの、地元事業所への支援にもつなげる。

日高地方7市町の物価高対応メニュー

 同交付金は生活者支援として現金、金券給付、プレミアム商品券の発行、公共料金の軽減、事業者支援としてエネルギーコスト補助、収益改善支援などのメニューがある。

 日高地方の7市町に対する国からの同交付金総額は約12億円。現金派をみると、美浜町は交付額1億2806万4000円。住民1人当たり2万円を3月中に給付。6カ月分の水道基本料金とメーター使用料も免除する。日高町は交付額1億4518万6000円。3月10日にも住民1人当たり2万円の給付と2カ月分の水道基本料金とメーター使用料の免除。日高川町は交付額1億7565万3000円。3月中に住民1人当たりに2万円。地域活動継続支援へ各区に均等割で5万円と戸数割(1戸当たり1000円)を加算した額の支給、高齢者福祉施設、高齢者居宅介護支援事業者などの支援金もある。印南町は交付額1億4667万5000円。1世帯当たり5万円で、今月下旬から振り込みを開始。現金派の町では「できるだけ早くお届けし、生活の下支えをするには現金給付が最適」とし、唯一、世帯を対象としている印南町は「高齢世帯が多い中、町の礎を築いてきてくれた年配の方への敬意も込めて世帯とした」と話している。

 商品券派では御坊市の交付額が3億2372万2000円。3月下旬から市民1人につき1万円分を配布し、使用期間は5月1日から。商品券取扱事業者に対しては感謝金3000円、商品券換金の際の10%加算があり、商品券と連動した商店街イベント支援事業(1団体上限50万円)もある。ほか一般家庭の水道料基本料金8カ月間免除、省エネ家電買替促進事業(上限5万円)、福祉施設支援金。由良町は交付額1億1763万円。住民1人につき商品券1万7000円分で、3月下旬配布、4月から利用開始。水道基本料金とメーター使用料の7カ月間無料もある。みなべ町は交付額約1億5700万円。町民1人につき1万円分の商品券を4月から町民に届け、使用期限は9月末まで。水道料金基本料金も3カ月間減免。商品券派の市町では「現金だと貯蓄に回される可能性もあり、商品券の方が事業者の支援にも確実につながり、経済対策の効果が大きい」としている。