県内の工業系高校生が照明器具のアイデアなどを競う第51回照明コンクール審査会が27日、和歌山市の和歌山工業高校で開かれ、紀央館高校の田中来斗君(3年)が製作の部で金賞と特別賞のパナソニック賞を獲得。同校の堀内モナさん(1年)もアイデアデザインの部で金賞を受賞した。

アイデアを図で説明する堀内さん
アクリル板で仕上げた作品を前に田中君

 主催は県高校教育研究会工業部会と県産業教育振興会工業教育部で、県内から紀央館、紀北工業、和歌山工業、箕島、田辺工業、新翔の県立6高校が参加。製作の部に27点、アイデアデザインの部に632点の応募があり、審査会では金・銀・銅賞と佳作、特別賞の各企業賞が選ばれた。

 田中君の作品はコロナ禍で飛沫防止に使用されたアクリルパーテーションで作った行燈(あんどん)「LUCENT(ルーセント)」。災害時にも持ち出せる充電式ライトを活用し、レーザー加工機などを使い、アクリル板に正方形や長方形を組み合わせてデザインした。「不要となったアクリル板を使い、光の模様がきれいに出るように仕上げた。アップサイクルならではの魅力が生まれたと思う」と話している。

 堀内さんのアイデアのタイトルは「足元安全ぐつ」で、足を動かす運動エネルギーを光に変え、暗くなると光るというアイデア。夜間に足場の悪い場所で仕事や作業をしている人が使用する。「太陽の光を活用するのではないので、天気や場所に関係なくどこでもエネルギーを貯めることができるというメリットがある」と説明している。