衆院選が27日公示された。高市政権にとってはこれまで進めてきた物価高騰対策や外交、日本維新の会との連立などについて国民に信を問う戦い。与党の獲得議席数の目標を過半数に設定しており、高市首相人気に乗じて安定した政権運営につなげるのが狙いだ。ただ、政治とカネの問題への不信は根強く残り、自民党自体の支持率が伸び悩む中、どういった展開になるのか。対して野党は当初予算成立を後回しにした「大儀なき解散」として政権交代を迫る。中でも立憲民主党と、これまで自民と連立を組んでいた公明党が新党「中道改革連合」を結成しており、どの程度国民の支持を得られるのか。また、自民と連立を組みながらも選挙協力をしない維新、自民と微妙な距離の国民民主党、前回の衆院選で躍進した参政党などの動きも注目される。
和歌山1区では自民、中道、維新、国民、共産、参政の6人が立候補しており、全国的に話題の政党がそろい踏み。一方、2区は自民支持を受ける無所属前職の世耕弘成さんと共産党新人の畑野良弘さんの2人だけ。前回選挙は5人が乱立する戦いとなっており、今回は寂しいというか何というか、全国的に与野党含めて舌戦が繰り広げられている中、2区の有権者に選択肢が少ないのは残念でもある。
いずれにしても今回の衆院選では景気・物価高対策、社会保障、外交・安全保障、消費減税などに期待する国民の声が多い。和歌山でも物価対策はもちろん、人口減少や1次産業の振興、中小企業者支援、ロケット産業の発展、パンダなきあとの観光振興など課題は多い。どの党、どの候補者がどういった政策を訴え、実現してくれるのか、しっかり見極めたい。(吉)


