インターネットやSNS上で仕事内容を隠して高額報酬をうたう闇バイト。お金がないからといったん手を出してしまうと、詐欺や強盗などの犯罪行為に加担させられることに。ネットなどを通じて募集するため、狙われやすいのはスマホを使いこなす若い世代となっており、この世代に関心を持ってもらえるよういかに啓発していくかが重要である。

 先日、御坊市自主防犯連絡協議会が紀央館高校3年生を対象に教育プログラム「レイの失踪」を使った闇バイト啓発講座を開いた。生徒たちはそれぞれスマホを手にし、ゲーム感覚で闇バイトの危険性を疑似体験。みんなでワイワイ楽しみながらも、闇バイトについて理解を深めていた。

 終了後の解説によると、狙われやすい人の特徴は金がない、孤独な人だそうだ。しかし、闇バイトの指示役はどうやって実行役を見つけるのだろうか。実はSNSへのちょっとした書き込みから情報を得てターゲットを絞り込むケースもあり、アカウントに鍵をかけて自分が承認したフォロワー以外に投稿を見られないようにしたり、安易に学校名を書き込んだりしないなどの注意が必要。怪しいバイトを見抜くためのアドバイスもあり、会社が実在するのか、業務内容が具体的か、採用条件が緩くないか、報酬体系が良すぎないかなどを確認すること。これらは逆にネットで調べればすぐに分かることなので、そういった点ではネットを賢く活用すべきだろう。

 いずれにしても、闇バイトに巻き込まれないよう、自分を守るちょっとした心掛けが非常に大切。これは若い世代に限った話ではなく、投資詐欺やロマンス詐欺も同じ話で、しっかり見抜く力を養わなければならない。(吉)