スターチスの生産量が日本一の御坊市と印南町で、年末年始用の出荷がピークを迎えている。今年は夏の猛暑で例年より生産量がやや少ない見込みだが、品質は上々。紫や青など色鮮やかな花が同市名田町のJA御坊営農販売センター(がいなポート)に集められ、箱詰めして全国各地の市場へ送られている。

出荷されたスターチスを検品する職員
(17日、御坊市名田町のがいなポートで)

 スターチスはハウスで栽培され、9月上旬に定植。6月上旬まで収穫される。御坊・印南地区はスターチスの生産量日本一を誇り、生産農家は110軒、栽培面積は約55㌶。主力の紫色のサンデーバイオレット、フェアリーピンク、ジェットブルー、紀州スター、紀州パープルなど約70種類が栽培されている。年末年始は仏花が中心で、紫やブルー、ピンクの花が多く用いられるという。年間を通じてみれば、春の彼岸用としても需要が多いほか、ブライダルやフラワーアレンジメント、ドライフラワーでも人気がある。

 がいなポートには100本入りなどに箱詰めされたスターチスが搬入され、職員が品質などをチェックし、北海道から広島までの市場に出荷されている。

 御坊営農販売センターの担当者は「ぜひ、御坊や印南で生産されたスターチスを年末年始のお墓詣りなどに使っていただき、いい年を迎えてほしい」とPRしている。