印南町立中学校統合委員会(森川要委員長)は8日、2028年4月開校を目指している統合中学校の校名案を「いなみ中学校」に決め、日裏勝己町長に答申した。一般から公募し、134通の応募の中から選考。これまでにないひらがなの校名案にした。委員会の答申を踏まえ、最終的には日裏町長が決定して議会に条例案を提案する。

検討結果を記した報告書を日裏町長㊧に手渡す森川委員長㊥と大江副委員長

 校名案は今年8月に住民から公募。さまざまな思いのこもった134通が寄せられ、日裏町長から諮問を受けた同委員会の委員15人が選考した。

 森川委員長と大江輝男副委員長が、日裏町長を訪ねて選考した結果を報告した。森川委員長は、新中学校に最もふさわしい校名として、町名を冠するとともに、今後の新たな発展と飛躍を願う思いを込めて、これまでにないひらがなの「いなみ」にしたことを説明。「こどもたちが生まれ育った町の名前に誇りを持ち、成長し、新たな未来に大きく羽ばたくことを切に願い、校名案を『いなみ中学校』とします」とした。

 通学についても、校区が町内全域と非常に広いことから「スクールバスの運行が必須であると考える」とし、通学距離や通学路が変更されることへの配慮から「印南中校区は自転車または徒歩とし、稲原、切目、清流中校区はスクールバスの運行範囲とすることが妥当」と判断。個別の通学路の選定等は地域や保護者に十分説明の上、「教育委員会で決定されたい」と報告書を手渡した。日裏町長は「委員会の皆さんが時間をかけ、慎重に検討していただいた結果を踏まえ、決定させていただきます」と答えた。

 同委員会では引き続き、校歌や校章などについても検討を行っていく。統合中学校の造成工事は順調に進んでおり、今年度でほぼ完了。来年度からはいよいよ校舎の建設工事で、2カ年かけて完成させる計画。