木下さん宅や竹林に向けて放水する消防団員ら

 強風注意報発令下の8日夜、美浜町三尾の民家が全焼する火事があり、焼け跡から年齢性別不明の遺体が発見された。この家に1人で住む木下博行さん(85)と連絡が取れておらず、御坊署は遺体が木下さんとみて身元の確認を急いでいる。

 現場は第2若者広場の西約1㌔、県道から北側の山手に上ったところの東西に住宅が並ぶ「潮騒の丘」近くで、午後7時14分ごろ、「山が燃えている」と通報があった。御坊署と日高広域消防、地元消防団合わせて25台、110人が出動。懸命の活動を展開し、火は9時5分に鎮圧、10時5分ごろ消防隊によって屋内で倒れている遺体が発見された。11時20分に完全に消し止められたが、木造平屋建て約150平方㍍を全焼し、周辺の竹林約250平方㍍にも延焼した。

 木下さん宅は住宅地から、もう一段山手に上がったところにある。竹やぶに囲まれており、御坊署によると、木下さんは県外出身で30年ほど前からこつこつ家を建て、住んでいたという。警察、消防は木下さん宅から出火したとみて9日に掘り起こしを行い、火元や出火の原因を詳しく調査。10日に遺体の解剖を行うとしている。