
JAわかやま紀州地域本部管内(日高地方と田辺市龍神村)で今月から、ズバイと呼ばれる梅の剪定枝の出荷が始まった。門松など正月用の飾りとして用いられ、関西方面を中心に出荷される。
ズバイは梅の木から真っすぐに伸びた枝で、約40㌢に切りそろえて出荷する。生産農家はみなべ町や印南町を中心に43戸。従来、ズバイは処分されていたが、2014年から統合前のJA紀州が試験的に出荷を開始。近年、正月飾りとして需要が高まっている。
農家で収穫されたズバイは50本単位に束ね、500本入りの箱詰めにしてみなべ町気佐藤の統合選果場に運び込まれる。昨年は枝に黒っぽい斑点が現れる「すすはん病」が目立ったが、今年は病気の被害が少なくきれいな枝が多いという。出荷量も出足から好調で、JAでは例年並みの40万本の出荷を見込んでいる。今月中旬まで続く。
5年ほど前から出荷しているみなべ町埴田の片井時子さん(68)は、「今まで捨てていた剪定枝が出荷でき、収入につながりうれしいです」と話していた。


