利用者のお年寄りを介助する自家用有償運送あしがるりゅうちゃんのドライバー

 田辺市龍神村、NPO法人ええとこねっと龍神村(竹内雅一理事長)が10月から実証運行を始めた一般ドライバーによる自家用有償運送「あしがるりゅうちゃん」が利用者に好評だ。

 自家用車で運賃を収受するタクシーのような制度。主に運転免許を持っていないお年寄りが利用し、高齢化する地域の移動手段として活用。運送範囲は発着とも龍神村内とし、時間は午前8時から午後11時まで。初乗りは500円で、料金は民間タクシーの半額程度。夜間(午後7時~11時)は5割増となる。例えば、村内の最も南(日高川下流方面)に位置する小家地区から龍神行政局のある西地区までの料金は1800円程度で、夜間だと1・5倍の2700円程度となる。

 ドライバーは今年6月に必要な講習を受けた60~70代の5人で、一般ドライバーが自家用車を利用して他の利用者と相乗りするライドシェア制度を活用。ライドシェアは乗用車の相乗りをマッチングさせるソーシャルサービスで、ライド「乗ること」をシェア「共有」するという意味。国が昨年4月から導入した。

 10月の利用状況は月の半分程度16日間運行し、25人が利用した。行先の上位は飲食関係が12人、医療機関が7人などだった。利用者からは「最寄りのバス停まで遠いし、待ち時間が長い。今まで近所の人や親せきに送ってもらったりしていたが、こういう制度があると気兼ねなく利用できる」という声が聞かれる。

 実証運行の期間は最長2年で、利用状況や公共機関への影響を考慮した上で、本格運行となる。

 予約は基本的に前日までで、問い合わせはええとこねっと龍神村℡090―1021―4971。