医療的ケア児が地域の学校で増えていることを説明する南副院長

 県教育委員会と県学校保健連合会主催の県学校保健・安全研究大会が27日、みなべ町のグランドメルキュール和歌山みなべリゾート&スパで開かれ、県内の学校関係者や校医、薬剤師ら150人以上が児童生徒の育成へ研さんを積んだ。

 全体会では、美浜町の国立病院機構和歌山病院の南弘一副院長が「医療的ケアが必要な児童生徒に対する学校の対応」で講演。南副院長は重心病棟での長年の勤務経験をもとに、人工呼吸器や胃ろうなどの使用が必要な医療的ケア児が特別支援学校では横ばいだが、地域の幼稚園や小中高校では増加傾向にあることを説明。肢体不自由児、重症心身障害児、インスリン投与が必要な児童ら多様な状態があるとし、学校現場では「常に身近にいる人員を確保し目を離さないこと。医師により詳細な指示書をお願いし、研修を受けて理解を深めてほしい」とアドバイスした。分科会では喫煙防止、歯科保健、健康教育などで専門家から助言を受けた。

 開会式では学校保健功労者表彰も行い、日高地方からは校医の楠山一男さん(日高中)、髙辻幹雄さん(御坊小)、中井寛明さん(ひまわりこども園等)、山羽義貴さん(御坊中)、学校歯科医の吉田勉さん(塩屋小等)、学校薬剤師の阪本妙子さん(由良小等)が受賞した。