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各地で文化展等が開かれる、芸術の季節。11月のテーマは「芸術の秋」とします。
「炎の画家ゴッホ」(ラミューズ編集部編、講談社文庫)
文庫ギャラリーシリーズの第2巻。著名な画家の作品をふんだんにカラーで紹介しながら、画家自身の生涯に迫ります。
激しく短い人生を駆け抜けた、フィンセント・ファン・ゴッホ。「ひまわり」「カラスの飛ぶ麦畑」「星月夜」「糸杉」等、あまりにも有名な絵をいくつも残した画家の心の軌跡を、作品とともにたどる一冊です。
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「地中海は、まるで鯖の背中のように目まぐるしく色彩が変化する。緑になったかと思うと紫、今度は青、そして、次の瞬間にはばら色や灰色を帯びるといった具合だ」
形に重きを置くのではなく、色彩そのものによる創作…。(略)なかでもゴッホをひきつけた色は、黄色だった。画家はアルルの町に満ちあふれる、むせかえるように強烈な太陽の色に酔った。そしてついに、自分の分身ともいうべきモチーフ、燃えたぎる魂を象徴するかのような、ひまわりの制作にとりかかる。


