プロ野球のセ・パ両リーグの守備のベストナインを記者投票で選ぶ「第54回三井ゴールデン・グラブ賞」が12日発表され、巨人入団2年目の泉口友汰内野手(26)=御坊市熊野出身=がセ・リーグ遊撃手部門で初受賞した。失策(エラー)をしなかった割合を示す守備率は遊撃手リーグトップの9割7分9厘だったことなどが評価された。

9月3日のヤクルト戦(京セラドーム)で9回、代打宮本の飛球を好捕する泉口選手

 ゴールデングラブ賞はシーズンを通して各ポジションで最も守備力に卓越した選手に贈られる賞。

 泉口はセ・リーグ遊撃手部門の記者投票(全269票)で165票を獲得し、2位の広島の矢野雅哉の60票に100票以上の大差を付けた。今回は巨人から唯一の受賞で、同部門で選ばれるのは2021年の坂本勇人以来4年ぶり。プロ2年目での受賞は巨人遊撃手では最速。

 今シーズンは開幕2軍スタートだったが、堅実な守備のほか、打撃でもアピールし、遊撃手の座をつかみとった。133試合に出場し、遊撃手として両リーグ最多の1148イニングに出場。守備率がリーグ1位となったほか、平均的な選手が守った時と比べてどれだけ失点を増減させたかという守備での貢献度を示す「UZR」(アルティメットゾーンレーティング)は両リーグのトップを記録した。

 受賞には「選んでいただき本当に光栄です。まさか自分がこの賞をいただけるとは思わなかったので、正直びっくりしていますし、すごくうれしいです。1年間支えてくださった監督、コーチ、チームメート、いつも応援してくださるファンの皆さんに感謝しています。これからも守備でチームに貢献できるよう、しっかり頑張っていきます」と話した。

 守備だけでなく、打撃でもリーグ2位となる打率3割1厘をマークしており、近く発表される各ポジションで最も好成績を残した選手に贈られるベストナインとのダブル受賞も期待されている。