
藤井寺市のクラフトビール醸造・直売所「大阪渋谷麦酒」が日高地方の特産になっている紀州うすい(ウスイエンドウ)を使ったクラフトビールを開発しており、試作第1号が完成した。
渋谷麦酒は日本人として初めて本格的なビール醸造を手掛けた大阪の故渋谷庄三郎さんの夢を継ぎ、一族の渋谷香名さん=大阪市北区在住=が開業。今回、御坊市地域おこし協力隊員を務めている、香名さんの次女の茉央さん(25)が市観光協会会員らの話を受け、紀州うすいのクラフトビール醸造を依頼した。
紀州うすいを使った本格的なビール醸造は国内初で、渋谷麦酒では試行錯誤しながら約170本を試作。外国のビールのようなすっきりしたのどごしの中にも豆の香りが後を引く絶妙な味わいに仕上がっている。市観光協会は今月15、16日、日高川の川魚やジビエを使った日高川の恵みフルコースとウナギ、モクズガニ漁、狩猟の体験をセットにしたモニターツアーを予定しており、フルコース提供の際に紀州うすいのクラフトビールも試飲してもらう。今後も改良を加えながら、商品化は来年度以降となる見通し。
地域おこし協力隊の3年の任期が来年3月末で終了する茉央さんは「日高地方にこんないいものがあるんだということを、ビールを通じて多くの人に知っていただきたいと思います。地域でお世話になっている恩返しになれば」と話している。


