
日高川町川原河、道仙信也さん(40)は7日、2年前から中津川で栽培に取り組んでいるコーヒーを初めて収穫した。
コーヒーはブラジルやベトナムが産地として知られているが、道仙さんは、岡山県の業者が開発した低温に強い品種を使用。近畿地方では2例目となる。
2023年に農地を借りてハウスを建設し、昨年3月に苗木50株を植えた。一部の実が枯れたこともあったが、温度管理などに気を配り、ほぼ順調に生育している。
収穫は来年1月まで続き、今シーズンの収穫量は5㌔以上を予想。来年は20~30㌔、3年後には50㌔程度になる見込み。収穫した豆は発酵、乾燥、焙煎などの工程を経て、製品となったコーヒー豆はインターネットなどで販売する。また、県工業技術センターや県立医科大学と連携し、コーヒーの果肉を化粧品に使用する研究も進めているという。
道仙さんは赤く色づいた豆を一粒一粒ていねいにもぎ取り、「最初は1人で農作業しているという感覚だったが、次第に助けてくれる周囲の人が増え、今はその感覚がなくなった。収穫までこぎつけることができたのも皆さんのおかげです」と話している。


