子どもの手を取りながら指導する石川さん

 日高川町合併20周年記念トップアスリート招へい事業が25日、川辺西小学校体育館で行われ、五輪卓球メダリストの石川佳純さん(32)を講師に招いた卓球教室(町体育協会主催)が開かれた。初心者から経験者まで町内の小中学生60人が参加。スイングなどの技術指導を受けたほか、子どもたちとの卓球対決なども。プレーを楽しみながら卓球の魅力に触れた。

 石川さんは2012年のロンドンオリンピックで日本人選手の男女を通じて史上初のシングルス4強入り。団体でも史上初のメダル(銀)を獲得した。16年のリオデジャネイロオリンピックでは団体で銅メダル。17年の世界選手権では、混合ダブルスで日本人選手48年ぶりとなる優勝を果たし、21年に開催された東京オリンピックでは日本のキャプテンとしてチームをけん引。団体で銀メダルを獲得した。

 今回の教室は卓球の魅力やスポーツの楽しさを全国各地に伝える「石川佳純47都道府県サンクスツアー」の一環。開会で体育協会の小畑貞夫会長が「卓球は奥の深いスポーツ。トップアスリートから卓球の楽しさや魅力を教えてもらい、記憶に残る教室になればと思っています」とあいさつした。

 実技指導では子どもたちに対し、「フォアスイングは体を大きく回転させながら打つ。バックスイングはボールを打つミートタイミングが重要」「前傾姿勢で、常に小刻みなステップを加えるように」などとアドバイスしていた。保護者が石川さんのサーブを受けられるかどうか挑戦するコーナーや子どもたちとの卓球対決もあり、楽しみながらプレーする姿がみられた。最後は子どもたちが1球で順番に交代しながら石川さんとラリーする「絆ラリー」で締めくくった。質問コーナーでは「勝負にこだわるということはどういうことですか」「バックスイングで意識していることは何ですか」などという問いに経験を交えて説明していた。大成中1年の髙橋寿唯さん、日高附属中1年の土橋沙弥さんの2人は「スイング時の体の回転や前傾姿勢を保つことでうまく打てるようになった」と話していた。