11月1日からヨルダンで開幕するバレーボールのU16アジア選手権に出場する女子日本代表メンバーが発表され、御坊市の名田中学校女子バレーボール部3年生の野﨑音色選手(15)が選ばれた。身長179㌢のミドルブロッカーで、9月下旬に東京で行われた最終合宿を勝ち抜いた。打点の高いスパイクが武器で、目標の優勝へ意気込んでいる。

野﨑さんは昨年12月、中学校体育連盟等主催の長身選手発掘近畿ブロック選考会に参加。力強いプレーが目に留まり、2月には東京で開かれた、日本代表候補となる30人だけが選ばれた長身選手発掘育成合宿の参加メンバーにも選出。以来毎月1回、東京での合宿に参加してきた。
野﨑さんは7月の練習試合で右足首をけがして約3カ月間練習できなかったが、9月22日から5日間行われた最終合宿(20人参加)になんとか間に合い、まだまだ本調子ではなかったものの日本代表12人に選出された。
最高到達点290㌢を超える高い打点からのスパイクやブロックが武器。12人のうちミドルブロッカーは3人だけという狭き門を勝ち取った。今月20日から東京での合宿に参加し、26日にヨルダンへ出発。アジア選手権は11月1日から8日まで開催され、アジアナンバーワンを決める。
これまでの合宿でレベルの高い選手とのトレーニングはいい刺激になったといい、「スパイクに入る速さを学べたのが大きな収穫だった」と日々成長中。今は筋力を元に戻すこととや、相手コートをしっかり見て空いているスペースにスパイクを打ち込むことを心がけて練習している。「やる気だけは誰にも負けません。海外の選手との対戦では、高さだけでは勝負できないと思うので、速い攻撃を見せ、出来ることを出し切りたい。目標の優勝に貢献できるように頑張る」とこぶしを握った。
名田中バレー部顧問の和佐昂哉監督は「持ち味を発揮して優勝してほしい。野﨑の名前を響かせてきて」とエールを送っている。

