
デンマークのヤール・フリース=マスン駐日大使が26日来県。午前中、日高と美浜の両町を訪れ、68年前に日本船員の救助に力を尽くして殉職した同国のヨハネス・クヌッセン機関長の供養塔、顕彰碑に献花した。
マスン氏は午後の日高高校での講演を前に日高町の供養塔・救命艇保管庫と美浜町の顕彰碑に立ち寄り、クヌッセン遺徳顕彰会会長で美浜町の籔内美和子町長、副会長で日高町の松本秀司町長らが歓迎した。マスン氏は「これまでも聞いていたが、目に涙が浮かぶ話。激動の時代を生きるなか、このような心を取り戻し、考える機会になった。クヌッセン氏は和歌山とデンマークの架け橋でり、人的、文化的な交流が続くなか、次のステップとしてビジネスでもつながることができれば」と話した。
クヌッセン機関長は1957年、日ノ御埼沖で火災を起こした日本船を発見。悪天候のなか救助に当たり、海に落ちた日本船員を助けるため飛び込んだところ、荒波にのまれて亡くなった。勇敢な行動をたたえ、地元住民は供養碑を建て今も献花や清掃を欠かすことなく、毎年命日には供養祭を行っている。


